くすみとシミの違いとは
肌のくすみは肌色を暗く濁らせてしまいますが、部分的なくすみの場合、シミができたと勘違いする人もいるでしょう。しかし、くすみとシミは異なるものですから、これらを解消する方法も当然違ってきます。
皮膚とは表皮と真皮から構成されていますが、くすみが皮膚の表面だけのものであるのに対し、シミは皮膚の内部でメラニン色素が沈着してできるものです。そのため、くすみは適切なケアを行っていくことで解消が期待できますが、シミは皮膚の深いところに原因があるため、より専門的なケアを施さなければ改善も解消も難しいものなのです。
くすみを解消するためには、まず肌表面のケアを行うことが大切です。肌に付着した汚れをしっかりと落とし、古い角質を取り除くことでかなりの改善が期待できます。また、乾燥を防いでたっぷりと水分を補給することで皮膚が柔軟になり、肌の透明感が甦ります。
シミの場合はくすみ解消ケアと同様に角質や保湿ケアも重要ですが、シミを解消するための有効成分を肌の深部にまで浸透させることがポイントとなります。そのため、美白効果のあるスキンケア商品を利用する場合は美顔器を使用したり、エステや美容クリニックなどで専門的なケアを受けた方が効果が期待できます。
また、くすみとシミの両方に効果的なのが、肌のターンオーバーを促すことです。新しく生まれてきた肌細胞にはくすみもシミもありませんから、ダメージを受けた古い肌細胞との入れ替えを促進することでくすみとシミの解消も促されます。ターンオーバーを促すためには毎日のスキンケアだけでなく体の内側から新陳代謝を活発にすることが重要ですから、生活習慣の改善も同時に行っていきましょう。